2024年2月 建築業界トピックス
建築知識
2024.01.30
能登半島地震
概要
・2024年1⽉1⽇16時10分
・マグネチュード7.6
・震源地輪島の東北東30km付近
深さは16km
・北⻄ー南東⽅向に圧⼒軸を持つ逆断層型
・地下流体の移動で活断層を刺激か
・震度7 志賀町
・震度6強七尾町・輪島市・珠洲市・⽳⽔町
・⻑周期地震動階級4 ⽯川県能登
・⼤津波警報が発表
・『令和6年能登半島地震』と命名
■震源地域(衛⽣観測データより)
地殻変動︓半島北⻄部が最⼤4m隆起、⻄へ同約1m移動
活断層︓150km(ズレは100km程度)
※北東側の沖合の活断層はほとんど動いていない
被害
・地上7階建てビルが倒壊(輪島市1972年建設、杭の耐震補強無)
・輪島朝市が⼤規模⽕災で48000㎡・300棟焼失
・重要⽂化財「旧⾓海家住宅」倒壊(輪島市⾨前町⿊島地区)
・⽴て続けの震度6強で層崩壊(剛性の⼩さな階が潰れる)
・津波による浸⽔⾯積120ha(珠洲市宝⽴町で最⼤浸⽔⾼4.3m)
・ベッドタウンで未曾有の液状化(灘町︓古くからの⼲拓地)
・宅地や学校で⼤規模崩落(⾦沢市吉原町︓⾦沢北陵⾼校)
・奥能登を⽀えるインフラがまひ(漁港・空港・鉄道・道路)
・海岸線の後退最⼤240m(輪島市⾨前町⿊島漁港)
・死者236名(1⽉25⽇発表)
・住宅被害棟数3万棟を超える
資材⾼騰と労務費上昇
2019年度と2023年度の積算単価をもとに算出・⽐較
直接⼯事費の材料費は22%増・労務費は14%増だった。